明けましておめでとうございます。
2018年は皆様にとってどんな年だったでしょうか。
当院におきましては最新の医療機器や技術の研鑽を行い、
当院のしたいことをより実現させる機器を各分野で導入した年となりました。
技工分野では技工室をまず増築して技工士さんが活躍しやすい環境を整えました。
そして、当院2代目となる口腔内スキャナの導入を行い、粘土などによる型取りなしでも
患者様の口腔内の状況をデジタル化することができるようになりました。
1月には3Dプリンターも導入が決まっております。机の上で技工士さんが時間をかけて行っていた
作業の大半をコンピューター上でできるような体制が整いました。デジタル化された技工物を
3Dプリンターで造形することができます。
矯正治療の分野では、症例数の増加とともに、当院が採用しているTip-edge-systemがより成熟した技術を提供できるようになり、Step1~Step3、そして、マウスピース型の保定装置へとスムーズな治療の進行が可能となりました。また2019年からは上記、口腔内スキャナの強みでもある、正確な口腔内の読み取りにより実現されたマウスピースのみにによるプチ矯正の提供を開始予定にしております。
ちょっと歯を動かしたいんだけど。という患者様のご要望を実現できる内容となっておりますので、ご期待頂ければ幸いです。
美容分野の医療機器の導入も行いました。今まではヒアルロン酸を注射することで、気になるしわやほうれい線をとっておりましたが、美容に興味はあるけど注射することに抵抗があり、二の足を踏んでおられました患者様へ、注射なしで気軽にヒアルロン酸導入療法を受けられるように致しました。この医療機器により、痛みを伴うことなく、気になるしわやほうれい線をとって、かつ肌にハリと潤いを保つことで肌年齢を若く保つことができるようになりました。この器械には私や当院のスタッフが一番興味をもって実際に治療を受けており、年齢、性別関係なく美容への効果が期待できます。数カ月前に導入してすでに当院へ来院されている患者様へは院内掲示板でご紹介しておりますが、まだホームページにはまだ掲載できておりません事ご了承くださいませ。
インプラント治療におきましては、2018年度は毎月3症例以上手術をさせて頂きました。2017年末から世界販売数No.1のストローマン社製の最新インプラント体を症例により使用することが多くなりインプラント埋入手術から仮歯および最終補綴装置装着までの期間が短縮できたのもいい効果がでております。また、10月にオーストリアのウィーンで海外研修を行い、最新治療や今後のインプラント界の展望を確認できたことも当院にとっては2019年の方向性に間違いがないことの確証が得られ自信を持って患者様へ当院のインプラント治療をすすめられる要因となっております。金属アレルギーのある患者様へのジルコニアインプラントのご提供も開始しております。
歯周病治療において2018年は、新しい発展の開始時期かもしれません。リグロスというお薬が
歯周外科治療に限って、保険適応されました。これは、画期的なお薬でして、歯周病で骨がない、
歯へこのお薬を塗布すると、数カ月後に骨だけでなく、歯周組織の再生も認められるというお薬になります。塗布してから9か月ほど歯周組織の再生に期間を要しますが、今までは抜歯に至っていた歯を救える時代が到来したと言っても過言はないでしょう。
歯を残す。歯を造る。若返る。どれをとっても、患者様にご提供できる選択肢がたくさんあることは大変良い事だと考えております。患者様個々に適したあるいはご希望の治療がご提供できるように2スタッフ一同頑張って歯科医療に取り組んでいきますので、2019年も中矢歯科医院をどうぞよろしく申し上げます。楽しい、おいしい食生活は健康の源です。お口の健康を維持することで皆様の健康寿命が延びる一助となれば幸いです。