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親知らずの抜歯について
親知らずが腫れたり、痛みがあり抜いてほしいと来院して頂いたり、消炎処置後に歯を抜いたほうがいいですよとご提案させて頂くことがあります。
下の親知らずは、中途半端に生えていたり、横に倒れて生えていたりと意外と深い場所にあることから抜歯に際してあらかじめ諸注意事項を説明させて頂いております。
下の親知らずは根の先が下顎管という神経が入っている部分に近いことが多く神経を圧迫している場合もあります。神経の近くには血管が平行して走っていることから出血量もおのずと多くなる傾向にあるんですね。
下の親知らずを抜歯した後に予想される症状
抜歯後の出血が他の部位の歯を抜いたときより多いことが予想されます。
- 抜歯後はできるだけガーゼをかんでいてもらうようにお願いしております。 血がとまったかなぁ~と数分で確認するよりは一層の事何時間もかみっぱなしにしてもらうようにお願いしています。
- 唾液(つば)に血が混じっていると沢山でていると感じることがありますが次の日のお昼くらいまでは血がでているように思うこともあります。
歯茎の腫れ、ほほの腫れが予想されます。
- 飴玉1個分から顔がパンパンに腫れてしまうくらい腫れることもあります。
- 腫れに伴って、喉の痛みや口が一時的に開きにくくなります。
- 腫れは5日目くらいから1週間~2週間かけてひいてきます。ひく際に顔が内出血で紫色になったり黄色くなったりしますが消えていきます。
- 腫れが大きいと腫れていた部分が硬くなっていることがありますが、徐々になくなります。
下唇あたりのしびれ
- ごくまれではありますが、神経を圧迫していた場合などでは一時的にピリピリしたしびれを感じることがあります。
ドライソケットによる痛み
- 歯を抜いてできた穴は血のかたまりができてふさがっていきますが、血のかたまりがとれてしまった時に強い痛みが出ることがあります。
- 多くは抜歯後5日くらい経過してから感じることがあります。
- なるべく、歯を抜いた日は血のかたまりがとれないようにうがいをしないように心がけましょう。
- 食べ物が抜歯した穴に入っても自分でつまようじなどで取らないようにしましょう。
このように、下の親知らずを抜いた後は、今まで経験されていないことが起こりうる可能性がありますので説明していてもびっくりされたり不安になることがあると思います。 歯を抜いた後の穴はそれこそ3か月から半年かけて平らな骨ができてくるのでじっくり経過をおっていく必要があります。
当院では、特に歯の生え方や位置でお断りをすることは御座いませんが歯を抜いた後に起こりうることをよく理解して頂いたうえで抜歯する日の予約を取らせて頂いております。 抜歯前日は、アルコールの摂取はひかえましょう。 また、前日に体調面などをお電話で確認させて頂くことがございます。 事前準備の一つとしてご対応して頂ければ幸いです。 ご不明な点はご遠慮なくスタッフまでお問い合わせくださいませ。