2月3日は節分
石手寺に行って参拝してきました。
厄払いは、厄よけ大師で有名な今治市菊間町の遍照院で済ませておりましたので、
今回はお参りだけして、豆を頂いて帰ってきました。
福は内、鬼は外、豆まきをしたいところですが、家が散らかるので、
年の数以上に豆を食べ、無言で恵方巻をほおばりました。
さて、当院に新しい器械が導入されました。
新しい世代の高精度歯科用3Dプリンターです。
今まで技工士さんが手作りしていたものができてしまうんです。
すでに導入している口腔内スキャナとあわせて、
フルデジタルフローワークが可能となりました。
まだ使いたいソフトが日本に導入されていなかったりして
発達段階ではありますが、未来の歯科医院はおそらくこうなっていくであろう環境が整ったわけです。
今までの歯科技工物は、患者様の口腔内から粘土みたいなもので型取りして石膏模型(作業用模型)を作り、理想的な歯の形をワックスアップして鋳造し、セラミックを築盛してセラミック冠を作り上げるという工程を踏んで出来上がっておりました。
これからは、患者様の口腔内をスキャンしてデジタルデータを作ります。そしてあらかじめ撮影していた患者様の顔写真やエックス線写真などをパソコンのソフト上で重ね合わせて作りたい商品の理想的な形を編集します。そして、それを3Dプリンターで作ったり、ミリングマシンで削って冠を作製すれば商品ができあがります。ほとんどパソコンの画面とにらめっこするディスクワークが主となります。
セラミックを築盛する作業は人の手が必要となりますが、今まで何時間もかかっていた作業が短縮されたり、またデジタルデータを県外や海外の会社に転送すると出来上がった商品が送られてくるのです。
精度が完璧とは言い切れないところもあり、100%デジタル化は難しいですが、
診査・診断、インプラント治療や矯正治療では既に大活躍しております。
アナログからデジタルへ歯科界も急速にチェンジしていくことでしょう。
常に将来を見据えた環境作りをスタッフと共に整え、それを使いこなしていきたいと思います。