歯科治療において、診断ツールとしてよく用いられるものが、
レントゲンやパノラマX線断層撮影装置そしてCT撮影装置です。
画像が高精細であればあるほど正確な情報を得ることができます。
綺麗な画像から得られる情報をもとに治療計画を立てればより正確にそして快適に
治療を行うことができます。
CTを撮影した際のdicomデータ容量が以前のものであると250MBくらいであったのに対して
新しい機種はなんと3.6GBという膨大な情報量があります。
情報量が多いので感動するような3D立体像をみることができます。
撮影領域は最大でΦ16cm×17cmとほぼ頭部全体を撮影できるような仕様となっています。
ボクセルサイズは高精細モードだと150μm(0.15㎜)間隔のスライスピッチという細かさです。
高精細な撮影ができるため、複雑な根管治療においても根管を探すのに役立ちます。
インプラント治療では高精細でわずかな誤差がなくなったことで、コンピュータグラフィックガイド
の精度が明らかに向上しました。CTで設計した通りの場所に正確に埋入することが可能となりました。
CTを撮影して診断する上で診断の妨げとなるのがメタルアーチファクト(金属ファレーション)です。
口腔内に金属のかぶせ物などが入っていると金属周囲が不明瞭となり診断の妨げになります。
このCT撮影装置にはメタルアーチファクト除去機能が搭載されており、金属周囲であっても明瞭な画像が得られ
診断に役立っています。インプラント埋入後の術後診断にもこのメタルアーチファクト除去機能のおかげで
インプラント周囲骨の診断に役立っております。
また新たな機能としてフェイススキャンを撮影することできます。顔貌をこの器械で撮影することで(ビデオ撮影なのでX線は照射しません)顔面の3D画像を得られます。同器械で撮影したので今まであるようでなかったCTデータと顔貌データを
重ね合わせることで今までにない診査診断を行えるようになりました。
特にこのフェイススキャンは矯正治療において側貌の診断および治療後の側貌観の変化を
画面上で確認することができます。これは感動ものですね。
高精細の恩恵はあらゆる歯科治療によい結果をもたらします。そしてなにより診断しにくいといった
診療におけるストレスから解放されたことで、私の心の余裕が生まれたことが何より導入して
よかったことであります。
皆様の人生がより豊かなものとなりますように、歯科医療をを通して皆様のお役に立てられれば医療人として
嬉しい限りでございます。
今後とも中矢歯科医院をどうぞよろしくお願い致します。
上記をクリックして頂けますと、実際の撮影風景を視聴できます。